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Weather Report

2019年1月17日 (木)

SACD: Weather Report「Night Passage」

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SACD: Weather Report「Night Passage」
vocalion CDSML 8541 1980年、2018年(?)リマスター
SACD/CDハイブリッド、ステレオ2チャンネル/
2019年1月にヤフオク!で購入、2780円

懐かしさ ★★★★
楽曲 ★★★★
演奏 ★★★★★
録音 ★★★
購入満足度 ★★★★★

私にとっての3大バンドは、Yellow Magic Orchestra(YMO)、Deep Purple、Weather Reportで、中でもウェザー・リポートは、Kansas留学から帰国する時にレコード屋でアナログレコードを買いあさったくらいなのだが、今は自宅にレコードプレーヤーがない。CDは、Original Album Classicsというボックスで10枚分はそろえたし、そこに入っていない「Live In Tokyo」「8:30」もある。SACDでリリースされているものは「Tale Spinnin'」「Black Market」「Heavy Weather」があることは知っていて、Black Marketはプレミア価格になっていて手が出ないでいるが、他2枚は買った。という状況でナイト・パッセージのSACDがリリースされていることを知り、それは買わねばなるまい、と新品を購入したのがこのディスクである。

Original Album ClassicsのNight Passageはこれ。

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ジャケットは、SACDの方は、左上に「vocalion」のロゴが入り、右下にSACDロゴが加えられている。上の画像と見比べていただければと思う。

音は、Original Album ClassicsのCDも、決して悪くないが、SACDと聞き比べると、CDは高域が強調されて、ピーター・アースキンの金物(シンバル)のシャリシャリが耳に痛い。SACDは高域が抑え目で、中域がよく聞こえる。1曲目でパカポンパカポンと鳴っているのはRobert Thomas Jr.のハンドドラムスなのだろうか。「あれ、こんな音あったっけ?」と思ったりした。

トラック4とトラック5「Rockin' In Rhythm」は、Original Album ClassicsのCDでは音が切れているのだが、SACDではつないである。レコードではB面の1がRockin' In Rhythmだったので、つながっていなかった。これは、どういう意図でやったのか知らないが、でも、うまくつながっている。ライブではつながっていたのかもしれない。

そう、驚くことに、このNight Passageは、ライブ盤である。拍手をカットしているので(聴衆に合図を送って拍手を遅らせていたのかもしれない)、そう聞こえない時もあり、今回、ライブであることを認識してびっくりした。

Weather Reportのアルバムの中で一番好きなのは、レコードを初めて買った「8:30」で、これは過半がライブである。レコードの時は2枚組でたっぷりしており、大ヒット曲のBlack MarketとBirdlandが入っており、ウェインのソロ曲があったり、In A Silent Wayをデュオでやっていたりして、やはりこのアルバムが不動の一位なのだが、その次のアルバムであるNight Passageも実はライブ盤であった。演奏のすさまじさという点では、8:30よりこちらが上かもしれないと思わせるものがある。

この時期のザビヌルの使用機材は、ローズ、CP、Prophet-5、ARP 2600、Oberheim 8ボイスが主なところであったろうと思う。1980年7月のライブが主だから、KORG Tridentは、まだ間に合ってないのではなかろうか。KORGのボコーダーVC-10は、8:30では聞かれるんだけど、Night Passageでは使われていないように思う。

トラック5のRockin' In Rhythmは、3分の短い曲であるけれど、ザビヌルのすごさがつまっている。効果音、ビブラートを思い切りかけたブラス、間が抜けたようなリード。突き刺さるCPとローズ。これをライブで披露していたのだから、やはり、最高のキーボード奏者である。2本の手で弾ける限界だよなぁ、これ。続くトラック6の「Fast City」では、時々左手でローズを弾きながらピロリロリロリロと弾くシンセソロが、たっぷり聞ける。シンセは、どれがどの機種の音なのかよくわからないのだが、それも、上記機材に慣れたザビヌルの、一つの境地であると思う。

もちろん、ウェインもジャコもアースキンも最高である。

品切れしてプレミアが付くかもしれないから、新品で入手可能なうちにどうぞ。

H2

2017年1月23日 (月)

SACD: Weather Report「Heavy Weather」

20170123a

SACD: Weather Report「Heavy Weather」
SME Records SRGS 4509 1977年
SACD、ステレオ2チャンネル
2015年6月にamazon.co.jpで購入。3186円

懐かしさ ★★★★
楽曲 ★★★★
演奏 ★★★★
録音 ★★★
購入満足度 ★★★

私が好きなバンドを3つ挙げると、Yellow Magic Orchestra、Deep Purple、Weather Reportである。好きな鍵盤奏者を挙げると、坂本龍一、John Lord、Joe Zawinulとなる。もちろん、他にも好きなバンドはたくさんあり、好きな鍵盤奏者もたくさんいるのだけれど。

Birdlandは高校1年の時に吹奏楽部で演奏した。8:30を買っていた私がそのアレンジに満足できるはずもなく、高校2年では吹奏楽部の面々に働きかけてバンドを作って演奏した(ちなみに、Black Marketもやった)。Birdlandという曲は、Manhattan Transferから何から、とにかく多くのミュージシャンがカバーしており、このSACDレビューでも何度も出てくる曲になるはずだ。

あ、8:30とHeavy WeatherのどちらのBirdlandが好みかと言えば、やはり8:30の方です。

このSACDをかけて感じたのは、シンセの音が明るいこと。輝いている。あー、アナログシンセ最高だなー、という音。ザビヌルはだんだんエレピやピアノを弾かなくなっていくんだけれど、このころはまだ弾いていて、聴く側としてはそれも楽しい。ザビヌル以外の人も素敵で、Shorterはいつもながらに美しいし、Jacoは言われたことをがんばってこなしていて、ストレスあるんだろうけど、でも、Jacoを形作った大きな要素としてWeather Report時代があったことを感じさせてくれる。

懐かしく、曲が良く、演奏もよく、録音もまあまあよくて、でも少し哀しい気持ちになってしまうのは、JoeもJacoももういないからだろう。あと、1977年にこんなにすごいものがあって、その後、音楽は進んだんだろうか、とふと思ってしまうからかもしれない。でも、そういうことって、考える必要ないのかも。今のベストを求めればいいだけかな。

シンセ弾きの方は、ぜひ一度はお聴きいただきたいです。

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