SACD: Richard Tee「Inside You」
SACD: Richard Tee「Inside You」
Sony Music International Inc. 1989年(SACD化は2008年) SICP 10101
SACD/CDハイブリッド、ステレオ2チャンネル
2020年8月にヤフオク!で購入、2442円
懐かしさ | ★★★ |
楽曲 | ★★★ |
演奏 | ★★★ |
録音 | ★★ |
購入満足度 | ★★★ |
日本のジャズミュージシャンで、私が最も影響を受けたのは渡辺貞夫である。その相棒キーボード奏者として、私の頭の中にまず挙がるのは、デイブ・グルーシンとリチャード・ティーだ。渡辺貞夫は、日本人が最先端のジャズができることを示してくれた。米国のフュージョン・シーンに日本人のリスナーを結び付けてくれた。
リチャード・ティーのアルバムをSACDで入手できるのであれば、その機会を逃す手はない。
1980年代の音である。デジタルマルチトラックレコーダーの音だ。ちょっと上がキンキンしていて、ハイレゾ時代の音ではない。でも、中低域が豊かに入っているため、聞き苦しいレベルではない。許容範囲と言える。
VSA-919AHにNS-10MとYST-SW800をつないで2.1チャンネルで聴くと、「整合している」と感じた。NS-10Mで作った音なのかもしれない。Genelec 1031Aが出たのは1991年である。1031Aで聴くと、中低域が少し多めに感じる。パーカッションの高域が少し耳障りかなぁ。
内容は、可もなく不可もない。期待通りの音と言い換えてもよい。リチャード、本当にありがとう。あなたの音楽は素晴らしいよ。
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