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Keith Emerson

2020年8月13日 (木)

DVD-Audio: Keith Emersonほか「Music From The Motion Picture GODZILLA FINAL WARS("ゴジラFINAL WARS" オリジナル・サウンドトラック 5.0chリミテッドエディション)」

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DVD-Audio: Keith Emersonほか「Music From The Motion Picture GODZILLA FINAL WARS("ゴジラFINAL WARS" オリジナル・サウンドトラック 5.0chリミテッドエディション)」
Toho Music Corporation/Victor Entertainment, Inc./Toho Pictures, Inc./Toho Co., Ltd. 2004年 VIAP 60003
DVD-Audio、サラウンド5.0チャンネル、ステレオ2チャンネル、いずれも44.1kHz24ビット
2020年8月にヤフオク!で購入、1400円

懐かしさ ★★★
楽曲 ★★★
演奏 ★★★
録音 ★★★
購入満足度 ★★★

「GODZILLA FINAL WARS」という映画はひどかったという記憶がある。テレビで放映されたのを観たのか、レンタルDVDで観たのか記憶がはっきりしないのだが、かなりひどかった。

怪獣映画の主役は怪獣で、鑑賞する側としては、じらされてじらされて怪獣が登場した時がカタルシスである。それが「GODZILLA FINAL WARS」では多くの怪獣が無造作に登場し、一つひとつの映像がまた安っぽい。そこであきれて、あとは時間潰しになってしまった。

とはいうものの、ゴジラ映画に駄作が多いのは伝統である。それがどうした、という気もする。

GODZILLA FINAL WARSはゴジラ生誕50周年の記念作で、一連のシリーズの最後を飾る作品であった。「船頭多くして船山に上る」という格言もある。制作の過程は阿鼻叫喚であったろうと想像する。音楽を担当したキース・エマーソンは、制作時間が十分でなかったため、十分な仕事ができなかった、と語っていたという情報がインターネットのどこかにあったような気がする。さもありなん。

たぶん、キースに頼んだものの時間が足りず、キースからあがってきたいくつかの音を参考に、森野宣彦と矢野大介がなんとか作り上げたんだろう。このディスクのトラック24~29には、キースの演奏で、劇中で使用されることがなかった楽曲がボーナス・トラックとして収録されている。そのままは使えないけれど、やり直してもらう時間もなかったんだろう。

というような状況を想像した上で聴くと、森野と矢野はいい仕事をしている。全体を通して聴いて、キースの演奏と、森野、矢野の演奏にあまり違いが感じられない。音楽全体の統一感を、なんとか確保できている。

キースの演奏したトラックは15個ある。それだけを並べて聴くと、なかなかに味わい深い。キースがゴジラ音楽に、まじめに取り組んでくれている、という事実が胸を打つ。

44.1kHz24ビットの5.0チャンネルサラウンドは珍しい形式で、どうしてこんな選択をしたのかわからないが、音質は悪くはない。

ゴジラが好きで、キース・エマーソンが好きなら、ぜひどうぞ。私自身は、このディスクを入手できて、とても嬉しい。上の写真はボックスであるが、ブックレットの写真も示しておく。購入する際は、CDを買うのか、DVD-Audioを買うのか、よく確認することをお勧めする。

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