CD+DVD-Audio: Emerson, Lake & Palmer「Emerson, Lake & Palmer」
CD+DVD-Audio: Emerson, Lake & Palmer「Emerson, Lake & Palmer」
Leadclass Limited under exclusive license to Sony Music Entertainment UK Limited 2012年 LC12723
2CD+DVD-Audio(5.1チャンネルサラウンド、ステレオ2チャンネル、いずれも48kHz24ビット)
2020年7月にヤフオク!で購入、1800円
懐かしさ | ★★★ |
楽曲 | ★★★ |
演奏 | ★★★★ |
録音 | ★★★★ |
購入満足度 | ★★★★ |
シンセ弾きでKeith Emersonを知らない人も、今はいるんだろうけれど、私がシンセサイザーに憧れた1970年代には、Keith Emersonは偉大な存在の一人であった。家には姉が購入した「Tarkas」のLPがあり、これはどうも理解しがたかったけれど、後に小遣いをためて自分で購入した「In Concert」は大好きだった。Peter Gunnのテーマは簡単だったので自分のバンドで練習曲にしていた。
そんなわけで、ELPのハイレゾ音源を一つくらいは買いたいと思っていたのだった。
シンセサイザーは本格的に導入されていない。ディスク1の「Tank」ではエマーソンの「シンセ弾き始め」が興味深い。他の曲ではピアノが目立つ。美しい(ところどころ歪みっぽいが、私としては許せる)。オルガンもけっこう積極的に使われていて、John Lordとはまた違った妙技が聴ける。後のスタイルが確立されつつある様子がうかがえる。
5.1チャンネルはセンターヘビーでちょっと驚いたりもするが、聴いていて楽しい。フロアノイズは抑えられている。5.1チャンネルサラウンドとステレオ2チャンネルで曲目が違うし、さらにCDも2枚あるので、全部聴くには時間を要する。
年を取ると、若い時に聴いていた音楽、もしくは若い時に聞けなかった音楽を聴きたくなるものだ。入手できて嬉しい。
H2