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日野皓正

2019年1月26日 (土)

CD: 佐藤允彦(Masahiko Satoh)、渡辺貞夫(Sadao Watanabe)、日野皓正(Terumasa Hino)、峰厚介(Kosuke Mine)、山下洋輔(Yosuke Yamashita)「マイ・ワンダフル・ライフ 富樫雅彦バラード・コレクション(My Wonderful Life - Masahiko Togashi Ballad Collection)」

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CD: 佐藤允彦(Masahiko Satoh)、渡辺貞夫(Sadao Watanabe)、日野皓正(Terumasa Hino)、峰厚介(Kosuke Mine)、山下洋輔(Yosuke Yamashita)「マイ・ワンダフル・ライフ 富樫雅彦バラード・コレクション(My Wonderful Life - Masahiko Togashi Ballad Collection)」
ラッツパック・レコード(Ratspack Record) 2009年 RPES-4856
CD、ステレオ2チャンネル
2019年1月にamazon.co.jpで購入、2482円

懐かしさ ★★★
楽曲 ★★★★
演奏 ★★★★
録音 ★★★
購入満足度 ★★★

当ブログは「ハイレゾでいこう!」であり、ハイレゾとは何かというと、通常の44.1kHz、16ビットリニアPCMのCDよりも、何かしら解像度が高いもの、であるからして、CDはハイレゾではないと思うのだが、ここしばらく佐藤允彦の富樫雅彦シリーズを取り上げてきたわけで、そのシリーズの最後にあたるこのディスクを、買わないわけにはいかないし、書かないわけにはいかない。

音質は、CDとしては悪くないものだと思う。でも、SACDの「佐藤允彦プレイズ富樫雅彦」の3枚と比べると、劣る。管楽器とのデュオになると管楽器にはある程度のリバーブが必要でピアノをそれに合わせて音が変わった、という面もあるかとは思うが、でもやっぱり、CDの限界も感じる。高域が、22kHzまではいっぱい入れてあるんだけど、それより上が嘘くさく、自然な太さがない。

世の中全部SACDに統一すればよかったのに、と思う。それがオーバースペックで高コストであろうとも、だ。

渡辺貞夫は美しい。日野皓正はがんばっている。峰厚介は思い出を表現しているように感じる。佐藤允彦は、基本的には引き立て役を務めていて、ちょっぴり歯がゆさを感じさせる。もちろん、ミュージシャンが増えてバリエーションが増えて、それはそれで聞く側としては嬉しいのだが、でも、悲嘆のストレートな表現としては、佐藤のソロ(トラック4、8、12)がぐっとくる。

最後のトラック14は山下洋輔のソロで、ライブ録音。2004年録音なので、これだけは、追悼ではなく、生きている富樫を思いながらの演奏である。でも、思いは佐藤と似たりよったりであるのか、違和感がない。ここしばらく佐藤の演奏ばかり聞いてきたので、新鮮である。

ピアノは、とても弱い音を出せる楽器で、悲嘆の表現に向く。管楽器は、どうしても、ある程度息を吹き込まないと音が出なくて、極端な弱音は出ない。ピアノを始めとする鍵盤楽器、悪くないなぁ、と思った。

このシリーズは、あまりにスイートでセンチメンタルに過ぎる、という意見はあるだろう。でも、私はスイートでセンチメンタルな音楽が好きなので、ぐっと来た。日本のジャズが到達した高みであると思う。

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