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チェロ・アンサンブル・サイトウ

2018年10月31日 (水)

SACD: チェロ・アンサンブル・サイトウ(Cello Ensemble Saito)「G線上のアリア、ホルベルク組曲(J. S.Bach: Aria, Grieg: From Holberg's Time)」

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SACD: チェロ・アンサンブル・サイトウ(Cello Ensemble Saito)「G線上のアリア、ホルベルク組曲(J. S.Bach: Aria, Grieg: From Holberg's Time)」
N&F Co., Ltd. NF61401 2002年
SACD/CDハイブリッド、ステレオ2チャンネル/サラウンド5.1チャンネル
2018年10月にamazon.co.jpで購入、4591円

懐かしさ
楽曲 ★★★★
演奏 ★★★★
録音 ★★★★
購入満足度 ★★★★★

このディスクを購入して聴いて浮かんだ言葉は「奇跡の1枚」である。まあそれをいうなら、どんなオーディオディスクだって奇跡の1枚であるのだけれど。

このディスクは、これまで私が購入したディスクの中で、ボックスものを除けば、最高額である。これまでの最高額は長岡京室内アンサンブルの「東洋と西洋」で、4400円であった。通常、オークション等で手を出すディスクは2000円までと決めているのだが、今回は新品を買ってしまった。N&Fの紹介ページによると希望小売価格は4500円ということなので、それが税抜きであるとすると、税込み4860円だから、少しは安く買えたということになる。ふぅ。

このディスクは、amazon.co.jpでは「24人の直弟子による恩師への賛歌」となっている。帯には確かにその言葉があるのだが、それはディスク名ではないと思う。

このディスクに大枚をはたいた経緯は以下のようなものである。スピーカーの調整をしようとして、コルグのMR-2000Sにテストデータを入れていたのだが、ハイレゾのクラシックものも使ってみたいと思った。で、ハードディスクにあった「Cello Ensemble Saito」というフォルダーの、曲名がわからないファイルをほうり込んで再生したところ、G線上のアリアで、なんともすばらしい。他にもファイルがあるが、曲名がわからない。ネットで検索したところ、どうやらこのSACDが元ネタらしいとわかった。2チャンネルでも素晴らしいが、マルチチャンネルがあるというなら、どうしてもそれを聴いてみたいと思った。価格は高いけれど、ここは踏ん張りどころである。

かくして、届いたディスクを再生しているわけだが、筆舌に尽くしがたい素晴らしさだ。揺れ、うねり、広がり、縮まる。ゴツッとした塊が飛んでくるかと思えば、甘い歌がやってくる。コーラスであったり、独唱であったり。

演奏者がピッチを変えられないピアノには、1音でクレッシェンドやデクレッシェンドができないピアノには、作れない世界である。シンセを弾く際は、これは一つのお手本になるかもしれない。

セロのアンサンブルをやろう、ということが稀である。これだけの奏者が集まり、息が揃い、ライブとレコーディングの機会が与えられるのも稀であろう。それをDSDレコーディングしてSACDマルチチャンネルでリリース、というのも、今はありえないことだろう。N&Fのページを見ても、新譜は「高音質CD」になってしまっているからだ。このように考えると、このディスクはまさに奇跡の1枚である。

リバーブが控え目で、おそらく、リバーブレーターは使っていないだろう。IMAホールとサントリーホールで録音を行い、サントリーホールでの録音が中心になっているという。日本のホールっぽい響きであるが、響きが多いわけではないので、耳に触ることはない。ヨーロッパものとは違う音だが、これが悪いとも言えない。はっきり聞こえるとも言える。

年を取って立ち歩きが思うにまかせなくなってきたら、AVアンプとBDプレーヤーのリモコンを枕元に置いて、このディスクをずっと聴いていたいかも。

興味を持った方は、ぜひ。

そうそう、今回は、HDMI接続で聞いた場合と、アナログマルチ接続で聞いた場合で、音が違うように感じた。アナログの方がこなれているというか、柔らかいようである。オーディオも、面倒ですなぁ。

H2

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