DSF: 圓谷綾乃(Ayano Entani)「ハイレゾで聴く『SK-EX』 ~カワイ最高峰のフルコンサートピアノ~」
DSF: 圓谷綾乃(Ayano Entani)「ハイレゾで聴く『SK-EX』 ~カワイ最高峰のフルコンサートピアノ~」
河合楽器製作所、オンキヨー 2017年
DSFファイル5.6MHz、ステレオ2チャンネル
2017年10月にe-onkyo musicでダウンロード。0円
懐かしさ | ★ |
楽曲 | ★★★ |
演奏 | ★★★ |
録音 | ★★★ |
購入満足度 | ★★★ |
河合楽器製作所のWebサイトを見ていたら、SK-EXのDSD音源を公開したとあった。リンクはこちら。e-onkyo musicにアカウントを作ってダウンロードして聴いてみた。KORG MR-2000Sにコピーして聴こうとしたのだが、2曲目はうまくいくんだけど、1曲目と3曲目はうまくいかない。仕方ないので、AudioGateで聴くことにした。下の図がそれ。文字を全部表示するために、横長にしてキャプチャーしている。
今回のこの音源を録音したのはオノセイゲン氏。エンジニアとして著名な人である。前述したリンクには対談やオノセイゲン氏が寄せた文章があり、大変参考になる。
ここからは私の感想。一流の人たちが集まって録音しても、2チャンネルで録音して無加工な音はこんなもんか、と思った。ということは、後処理(ポストプロダクション)で良くする部分がけっこう大きいのね。自分でピアノを録音してうまくいかないと思っていたが、意外と、そうでもないのかもしれない。ピアノの録音、またやってみよう、と思った。
どうしてSK-EX?とも思った。SK-EXは型落ちしていて、現行機種はEX-Lであるからだ。河合楽器製作所のサイトを見てみると、10月5日に「CA98」「CA78」 「CA48」が出ていて、それらには、 SK-EXの音が入っている(機種によるが、CA98には他にEXとSK-5も入っている)。あー、その宣伝のためだったか、と納得した。AvantGrandそっくりの「NOVUS NV10」も10月発売なのね。これもSK-EX、EX、SK-5の3音色。
SKは、あまり良い印象を持っていない。カワイ表参道のレンタル練習室で弾いたSK-3は今一つだったし、浜松駅で弾いたSK-5は、良いものだとは思ったが、好みで言えば、我が家のRX-Aの太い音の方が好みだなー、と思った。
今回の録音を聴いても、音が明るく軽い印象で、重さ、太さ、深みに欠けると感じた。おそらく、意図してそうしたピアノであるんだろうけれど。
ピアノの録音に興味がある人は、ぜひ。
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