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高中正義

2017年7月18日 (火)

SACD: 高中正義(Masayoshi Takanaka)「hunpluged」

20170718a_hunpluged

SACD: 高中正義(Masayoshi Takanaka)「hunpluged」
LAGOON RECORDS LAG 0002 2000年
SACD、ステレオ2チャンネル
2017年7月にヤフオク!で購入。1000円

懐かしさ ★★★
楽曲 ★★
演奏 ★★
録音 ★★
購入満足度 ★★★

気が抜ける、脱力する1枚。ただし、それが悪いと言っているわけではなく、けっこう、買ってよかった、と思っていて、今は通しで1度聴いて、また頭から聴いているのだが、今後何度も聴くような気がするディスクだ。

まず、題名が抜けている。unpluggedのシャレにするなら、hunpluggedでよかったんじゃないだろうか。それとも、英語が苦手な日本人をアピールする目的があったんだろうか。そのあたりはだれかが教えてくれたらうれしい。

1曲目は大ヒット曲「Blue Lagoon」で、それがのんびり、力が抜けた感じで演奏されている。一瞬、ゴンチチに似ているかも、と思ったが、ゴンチチにある緊張、厳しさ、プロフェッショナリズムといったものが感じられない。

もう、ふぬけた感じ。リー・リトナーがゲストで弾いてくれているらしい。後ろに流れるシンセの音が、シンセ弾きだったら、これ、恥ずかしくて弾けないだろ、というもので、でも、このアルバムは、ゲストのリー・リトナーを除くと、アレンジ、演奏、エンジニアリング、ミックスが、すべて高中さんによるものであり、高中さんのシンセのプログラミングが素人くさくても、でも、それはそれで当然なのではないかとも思う。

シンセの音色は、なんか、人声パッドの似たようなものがずっと鳴っている。でも、その音自体は、嫌いなタイプの音ではない。ドラムの打ち込み、録音の音質、エフェクトのかけかた、ミックスなども、すべてにわたって、素人くさい。宅録しました、気、抜けてます、というのがありありとしている。

でも、一人で宅録しました、という知識を入れた上で聴くと、なんか、けっこうよくできているような気もする。高中さんは、こういう音を思い描いていたのかもしれない、とも思う。うまいことに価値がある、きれいに仕上げられていることに価値がある、というのは、あくまでも、一つの見方に過ぎない。

昔私はLeaf(Aqua Plus)のゲームの音楽に感動したことがあって、それをバンド仲間に聴かせても、私の感動は伝わらなくて、それはそうだろうと思ったんだけれど、でも、なんというか、今の商業音楽の持つ音数の多さ、仕上げのよさ、だけじゃないものを教えてもらったような気がしたんだよね。その時は。

今、hunplugedを聴いて感じるのも、「いろいろあっていいじゃん」ということ。

いろんな分野の一流の人を集めて、質の高いものを作るのは、それはそれで意義があるだろう。でも、一人で、やれるところまでやってみても、それもいいじゃん、と思う。私は、もう、あまり人と一緒に音楽を作るという気持ちは持っていないので、ある意味、hunplugedは、目指すべきお手本であるのかもしれない。

これでいいじゃんね。

H2

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