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渡辺香津美

2020年8月 9日 (日)

SACD: 渡辺香津美(Kazumi Watanabe)「Guitar Renaissance」

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SACD: 渡辺香津美(Kazumi Watanabe)「Guitar Renaissance」
ewe records 2003年 EWSA 0074
SACD/CDハイブリッド、サラウンド5.1チャンネル、ステレオ2チャンネル
2016年7月にブックオフで購入、1780円

懐かしさ ★★★
楽曲 ★★★
演奏 ★★★★★
録音 ★★★★★
購入満足度 ★★★★

渡辺香津美のディスクについては、こちらで「mo' Bap」を紹介している。Guitar Renaissanceシリーズとmo' Bapシリーズは、SACDの歴史における、また渡辺香津美のディスコグラフィーにおける、大変に価値のあるシリーズであると思う。とにかく音が良い。

このディスクはレビュー記事を書きにくく、長い間放置してきた。

ネット検索をしていたら、オフィシャルな情報ページ を見付けた。そこには、本人のコメントがあった。

上の音声ファイルで問題なのは、後半、本人が過去に書いたコメントを朗読している部分で音が飛ぶことだ。どうやったらこんなMP3ファイルを作れるのか疑問だ。オフィシャルな情報ページには楽曲の一部のMP3ファイルもあるが、この音飛びはさらにひどく、聴くに堪えない。

渡辺香津美は天才である。音楽における天才の要件は、出す音が人並みはずれて美しいこと、そして、本人が意図している以上のことが音に入ってしまうことではないだろうか。無造作にぽろんぽろんと弾いているのか、真剣に細かく考えてやっているのか、混然一体となって判別できない。

天才が深夜に自宅の部屋でぽろんぽろんと弾いていた音楽の再現がこのディスクであり、それを聴けることは何にも優る幸福だ。

眠い時に布団に寝ころんで聞いていたら眠りそうになった。「いい音楽ってのはよく眠れるなぁ」という友人の言葉を思い出した。頭がはっきりした時に聞くと、再生装置をいろいろ切り替えるたびに一味違った良い音が現れ、目が覚める思いがした。Auratone 5Cで鳴らすとまたよかったりするのだ。楽曲が変わるたびに異なる情景が現れて、うっとりする。

2チャンネルステレオは12曲あるが、5.1チャンネルサラウンドは5曲だけで、曲順も異なる。通して聴いた時の印象は、2チャンネルと5.1チャンネルで異なる。できれば、全曲5.1チャンネルで収録してほしかった。何か、そうできなかった理由があるのだろうか。あるかもしれない。

自宅の音響装置でSACDの鑑賞を楽しんでいるのであれば、必携の1枚。SACDの再生環境を持っている人がCD版を買うと悲しいと思うので、購入する際は十分にご注意いただきたい。

H2

2017年1月23日 (月)

SACD: Kazumi Watanabe(渡辺香津美)New Electic Trio「mo' Bop」

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SACD: Kazumi Watanabe(渡辺香津美)New Electic Trio「mo' Bop」
ewe records EWSA 0080 2003年
SACD/CDハイブリッド、ステレオ2チャンネル(10曲)、5.1チャンネル(4曲)
2016年6月にブックオフで購入。1001円

懐かしさ ★★★
楽曲 ★★★
演奏 ★★★★
録音 ★★★★
購入満足度 ★★★★

ジャズのサラウンド、いいじゃん、と思わせてくれた1枚。5.1チャンネルで聴くと、センター、サブウーハーを重視した音作りがされていて、中央少し下から音のかたまりが飛び出てくる。あー、こういう音場ありだな、と思う。音量をある程度上げて聴くと、ライブハウスにいるかのような心地になる。生を聴きに行くよりはるかに低コストで、かなり楽しめる。

残念なのは5.1チャンネルで聴けるのが10曲中4曲であること。5.1チャンネルを聴いた後で2チャンネルを聴くとつまらなく感じてしまうので、そこがもったいない。全曲、5.1チャンネルにしてほしかった。ただ、2チャンネルだけで聴いていると、それはそれで音が良く、けっこう楽しめるということも、記しておくべきだろう。

渡辺香津美は、思い入れのあるミュージシャンだ。生まれて初めて、日本一クラス、もしくは世界クラスのジャズミュージシャンを生で聴いたのがKAZUMI BANDであるからだ。1982年、GANESIAのツアーだった。それから35年が経過。その時考えていたより、その思い出は大切なものとなった。

mo' Bopを聴くと、あのころとやっていることが変わらないな、と思う。それはすごいことだ。ある意味、当時で完成されていたわけだし、今となると、継続の力も加わっている。mo' Bopをかけていると幸せで、渡辺香津美に感謝感謝である。

ベースのRichard BonaとドラムスのHoracio "El Negro" Hernandezもいい味を出している。ベースはJaco Pastorius的なものをしっかり取り込んでいる。ドラムスはカンカンいうスネアが山木秀夫を思い起こさせる。私はドラムスはどちらかというと音が軽い人の方が好きで、叩きまくっているのにうるさくない、でも隙間は埋まっている、というHoracioさんのドラムはとても素敵に思う。

そんなわけで、mo' Bopの続編である2と3も買った。ほぼ同時期のSACD「Guitar Renaissance」も1から5まで買った。それらについては、また書きたいと思う。

Electric Guitar Trio、という形態に拒否感がなく、5.1チャンネル再生ができる人は、ぜひ聴いてみてほしい。

H2

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