SACD: T-SQUARE「REBIRTH」
SACD: T-SQUARE「REBIRTH」
Orange Lady / T-SQUARE MUSIC ENTERTAINMENT Inc. OLCH 10007~8 2017年
SACD/CDハイブリッド、ステレオ2チャンネル+DVD-Video
2023年2月にヤフオク!で購入。1800円+送料215円
懐かしさ | ★★★ |
楽曲 | ★★★★ |
演奏 | ★★★★ |
録音 | ★★★★ |
購入満足度 | ★★★★★ |
T-SQUAREは、SACDをリリースし続けてくれる、数少ない存在であると思う。T-SQUAREを聴くと、やっぱり、SACDはCDよりいいかも、と思う。わずかな違いであるけれども、やっぱり音がいいと思う。
T-SQUAREのSACDは、できればコンプリートしたいと思っていて、目の前に現れて高くなければ買う。揃えようと思っているわけだから、入手できたというだけで、購入満足度は星5つになる。
プレーヤーにSACDなどのディスクを入れて聞き始め、「あーもう今日はこれはいいや」と思うこともあるし、「この曲を一応最後まで聞いてみようか」「次の曲も聞いてみようか」と思うこともある。今の私は、T-SQUAREだと、けっこう聞き続けることができる。
以前、「Nine Stories」を絶賛したのだが、今回の「REBIRTH」は、amazon.co.jpで試聴して、何だろうこの音は?と思った。SACDが届いてかけた時も、最初はうーむと思った。Nine Storiesはすっきりはっきりした音で明るくて楽しいんだけど、REBIRTHはモコモコと、こもって聞こえた。中低域が大きい。左右の音がつながらない。音が多めで、一つひとつの音がよく聞こえない。
でもそれは、再生音量を上げることで解決した。再生音量を上げたら迫力のある、いい音になった。
どのくらいの音量で再生するか、ターゲットを考えて作っているんだろうと思うけれど、そのターゲット音量が、REBIRTHはNine Storiesよりも高いのだろう。
クレジットを見ると、Nine Storiesはプロデュースが「T-SQUARE & Michael S. Kawai」で、録音とミックスが「Hiroshi Ohsaka」、マスタリングが「Mazen Murad at Metropolis Studio in London, UK」となっている。REBIRTHは、プロデュースが「Mikio Aoki」、録音とミックスが「Tsuyoshi Inoue」となっている。となると、音が違うのは当然だとは思う。
音質の好みでいうと、Nine Storiesなんだよねー。UKマスター、なのがいいのかも?
気に入った曲を一つ挙げるとすれば、「7. TRIP!」である。Leafのゲーム音楽みたいな曲なんだけど、細かいところの作り込みに手練れ感があって、さすがだと思わせる。終わり方もLeafみたい。電子音で堂々とメロディをとってくれることも、とても嬉しい。シンセ弾きにお手本を示してくれているようだ。
で、EWIの次にサックスが出てくると、これがまた、ほっとして嬉しいんだなぁ。
T-SQUARE、これからもがんばってほしい。
H2