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2021年2月23日 (火)

SACD: Morton Gould「BRASS & PERCUSSION」

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SACD: Morton Gould「BRASS & PERCUSSION」
BMG Music FBCC 42182 2005年(録音は1956年10月と1959年1月)
SACD/CDハイブリッド、ステレオ2チャンネル/3チャンネル(LR+センター、トラック18~27のみ)
2021年2月にヤフオク!で購入。510円

懐かしさ ★★★★★
楽曲 ★★★★★
演奏 ★★★★
録音 ★★★★
購入満足度 ★★★★★

この記事を読むにあたっては、筆者が、行進曲(マーチ)になみなみならぬ思い入れを持っていることを割り引いていただく必要がある。

自分のために購入されたレコードとして記憶にあるのは、ウルトラマンやウルトラセブンのオープニングテーマが入ったレコードである。レコードプレーヤーに自分で乗せて回していた。あれも、今思えば、工夫をこらした行進曲であった。

浜松市立広沢小学校にはトランペット鼓笛隊があり、高学年になったら入ろうと決めていた。入るタイミングが遅れたのかトランペットには入れず、最初はシンバル、次は大太鼓、遊びでバリトンを吹かせてもらった。西部公民館(現在では西部協働センター)の落成式に招かれて演奏したことを覚えている。

浜松市立蜆塚中学校に進学する際は、吹奏楽部に入ろうと決めていた。入部が決まり、ヤマハのトランペットを7万円くらいで買ってもらった。最初に練習したのは、月曜朝の朝礼で演奏する国歌、校歌、退場用の行進曲「Washington Post」だった。行進曲は時々変わったから、もう、何曲やったかわからない。浜松北高校でも吹奏楽部だった(楽器はホルンに転向)。中学高校の夏休み最大のイベントは吹奏楽コンクールで、どの年も課題曲は行進曲を演奏していたと思う。大学で吹奏楽団に3年間在籍し、米国のThe University of Kansas留学時には、授業の一環として、James Charles BarnesのUniversity Bandに参加、学部レベルのクレジットをもらった。Barnes御大の部屋にはスーザホンが吊るしてあった。

女性ボーカルの曲を作って歌ってもらっていた時に、デモテープを「行進曲みたい」と言われたことがある。あーこれは悪口だな、とわかったが、その時に、行進曲が自分の血肉であることに気付いた。自分としては、それを肯定するしかない。いつかは行進曲を書きたいと考えた。最初に書いたのはこちらにある「マーチ1」(プレビュー可)だ。次に書いたのはマーチ2で、こちらは最後まで聞ける。

ということで、今回紹介するディスク「Morton Gould BRASS & PERCUSSION」(邦題は「星条旗よ永遠なれ~ブラス&パーカッションの饗宴~」)は、いつか買いたいと思っていた。星条旗よ永遠なれ、ワシントン・ポスト、士官候補生、アメリカン・パトロール、どれも演奏したことがある。大好きだった。

ディスクが届いて再生し、驚いたのは、1956年と1959年に、これほどの音で録音していたのか、ということだ。演奏も録音もすばらしい。今どきの吹奏楽のディスクより、よほど本物らしい。私の記憶にあるのは、確かにこの音だ。真夏に冷房のかかった市民会館に入っていった時に聞いた音だ。

トラックの1~17は1956年10月17日、19日、26日の録音で、こちらはLR2チャンネル。トラック18~27は1959年1月22日、23日の録音で、こちらはLRにセンターを加えた3チャンネルである。

解説にはこう記されている。「ホール内にマイクロフォンを右、中央、左と3本置くことによって、最終的に2チャンネル・ステレオにミックスする時に、音楽的なバランスをより自由自在にコントロールできるようになった」「今回のSACDハイブリッド化にあたっては、可能な限りオリジナルの3トラック・テープを用いた」「RCAによる3トラック録音がオーケストラ録音において恒常化するのは1956年以降」。いやこれは知らなかった。そうか、同じマイクを3本用意すべきだったか。

録音も演奏も楽曲もすばらしい。1曲の時間が2分台のもの多く、どんどん変わっていくのも良い。かけ続けて飽きない。

ただ、配偶者に聞かせたところ、「運動会の音楽」「曲の区別がつかない」「トムとジェリーみたいでもある」と言われた。まあしょうがない。

アメリカ合衆国の行進曲が好きな人にお薦めする。

H2

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