DVD-Audio: 冨田勲(Isao Tomita)「惑星 2003(The Planets 2003)」
DVD-Audio: 冨田勲(Isao Tomita)「惑星 2003(The Planets 2003)」
Plazma Music 2003年 COAQ-15
DVD-Audio、サラウンド4.1チャンネル、96kHz24ビット
2020年7月にヤフオク!で購入、2300円
懐かしさ | ★★★★★ |
楽曲 | ★★★★ |
演奏 | ★★★★★ |
録音 | ★★★★★ |
購入満足度 | ★★★★★ |
冨田勲の惑星については、こちらでSACDの「惑星 ULTIMATE EDITION」を紹介している。2003年にDVD-Audioが出て、2011年にSACDが出た。SACDを聴いて、LPレコードで聴いた2チャンネルの記憶とイメージが違うなぁ、と思ったので、2003年のDVD-Audioも聴いてみたいと思っていた。入手できて、本当に嬉しい。
2003年のDVD-Audioは4.1チャンネルで、2011年のSACDは4.0チャンネルだ。SACDは再生するのに手間がかかったが、DVD-Audioの方は、普通にAVアンプで再生して、普通にまともな音がする。楽でよい。
2011年のSACDは音が足され、曲が挿入され、昔のレコードとは大きく違うものであったが、2003年のDVD-Audioでは音は加えられていないようだ。「今回のアルバムは、ほとんどMOOG IIIアナログシンセサイザーによる音源とアナログシーケンサーを使用しています」と記されている。それでも、昔の記憶に比べると、聞こえなかった音が聞こえてきたように思う。
うんうん。こうだよね、と思う。アナログレコードを聴いた時は、2チャンネルでこれだけすごいんだから、4チャンネルってもっとすごいんだろうなぁ、と思った。それが、やっと聴けた。嬉しい。
昔の記憶だと、ここはもっとどかーんと来たような気がする、というのはある。2チャンネルだし、アナログレコードだからカッティング段階でコンプレッションがかかったろうし、それをカセットテープにダビングする際にもコンプレッションがかかったはずなので、それで違うのかも、と思う。
このDVD-Audioで惜しいことの一つは、2チャンネル音声が収録されていないことだ。ダウンミックスで聴くしかない。ただ、やってみたら、記憶のイメージにかなり近かった(当たり前と言えば当たり前だが)。最初から最後までぶっ通しで再生して、聞き惚れてしまった。
もう一つ惜しいのは、このDVD-Audioディスクの入手が難しくなりつつあることだ。いろいろな音が、消えていってしまうなぁ。
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