DVD-Audio: 喜多郎(Kitaro)「Best Of Silk Road」
DVD-Audio: 喜多郎(Kitaro)「Best Of Silk Road」
Columbia Music Entertainment, Inc. 2003年 COAY-17
DVD-Audio、5.1ch/ステレオ2チャンネル、96kHz24ビットなど
2017年1月にヤフオク!で購入、1950円
懐かしさ | ★★★★ |
楽曲 | ★★★ |
演奏 | ★★★ |
録音 | ★★★★ |
購入満足度 | ★★★★★ |
喜多郎の「シルクロードのテーマ」がNHKで流されたのは1980年。当時中学生であった私は、家でテレビの前に座ってNHKの番組を視聴していた。シンセサイザーは好きだったが、それをこういう風にも使えるんだというのは新鮮だった。高校に入ってエレクトーンを買ってもらい、耳コピーして「シルクロードのテーマ」を弾いた。
喜多郎のディスクが家に1枚もないのもなぁ、ということで購入したのが上記のディスクだ。再生して「あれ?」と思ったのは、「シルクロードのテーマ」のメロディが、記憶していたものと違ったことである。自分の記憶間違いかと思ったが、調べたら、このディスクに入っている「シルクロードのテーマ」は2002年11月録音で、昔の録音を入れてあるわけではなかった。昔の録音を聴くと、私の記憶もまあまあ間違っていない。喜多郎にとってこの曲は大ヒット作で、ライブでは一生演奏しなければならないだろうし、録音も何度もしている。年を経て、次第にメロディが変わってきたということだろう。
トラック1「シルクロードのテーマ」は先ほども述べたように2002年11月の新録音、トラック11「西安に祈る/マーキュリー」は2002年西安でのライブ録音。この2つは新規である。トラック2~10は以前のアルバムからの再録だ。ただ、音質はよく揃っていて、違和感を感じない。いい仕事である。サラウンド化も、よくできている。
いい音を聴くためにどうするか、それが悩ましいディスクである。Oppo BDP-103で聴いているのだが、サラウンドでAVアンプへ出す場合、接続がHDMIの時とアナログの時で音が違う感じだし、S/PDIFから2chをdbx QUANTUMに出すと48kHzになってしまってまた音が違う。BDP-103が悪いのか、とも思う。
DVD-Audioというフォーマットは短命で、ハードもソフトも成熟する前に終了した気がする。そのため安定して稼働するかという不安があり、一般に、DVD-Audioディスクは、薦められるものではないと思う。
ただ、喜多郎のハイレゾ音源をパッケージで、ということになると、このディスク以外に選択肢があるのかどうか。私はどうやって聴くかで苦労しているが、まあそれもオーディオ好きの楽しみの一つなので、このディスクを入手できたことを大いに喜んでいる。
喜多郎の音楽は、私は好きである。国技館のライブに行った時は和太鼓を叩いていて、和太鼓は他の楽器を圧倒する迫力のある楽器なので、シンセの印象が薄まるなぁ、と思ったが、でもまあ、今後も元気で長生きしてほしい。
H2
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