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2019年12月22日 (日)

SACD: 冨田勲(Isao Tomita)「惑星(PLANETS)ULTIMATE EDITION」

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SACD: 冨田勲(Isao Tomita)「惑星(PLANETS)ULTIMATE EDITION」
Plazma Music 2011年 COGQ-51
SACD、サラウンド4チャンネル、ステレオ2チャンネル
2015年12月にamazon co. jp.で購入、2399円

懐かしさ ★★★★
楽曲 ★★★
演奏 ★★★★
録音 ★★★★
購入満足度 ★★★★

中学生のころ、貸しレコード屋に自転車で行き、冨田勲の惑星のLPレコードを借りてきて、カセットテープにダビングした。夜、寝る支度をして部屋の電気を消し、枕の上にアイワのステレオラジカセを置き、何度も聴いた。シンセストリングスが好きでたまらないのは、やはり冨田の影響かもしれない。

そんな思い出を持つ私とすると、この「惑星 ULTIMATE EDITION」の音は、記憶の中の惑星とは一致しない。本人による再演奏ともいうべきもので、JUPITER-80、GAIA SH-01、VP-7、VP-770、SD-50といった近年のローランドのシンセの音が、かなり足されている印象だ。曲目も「イトカワとはやぶさ」が途中に挿入されている。

ノイズはかなり抑えられている。音の出方はけっこうきつい。ピキーン、と来る。強弱も、アクセントの付け方が時々違和感がある。ここでガツンと来てほしい、というところで肩透かしを食らったりする。一方で、踊りたくなるほどビートが響いてくる局面もある。これが冨田の2011年の音なんだ、と思って聴いている。

ここまで緻密なシンセの演奏というのは、作曲、演奏を完全に分けているからこそなしえていると思う。

一つのフレーズのパンが動いていくのが、冨田流だと感じる。私は自分の録音にマルチトラックのレコーダーは原則使わないことにしているが、コントロールチェンジで真似ができないか、試してみようと思っている。

マルチチャンネルも、いつかやってみようかなぁ。

今は、フロントLRがGenelec 1031A+Dynaudio BM14S、リアLRがパイオニアVSA-919AH→Behringer B2030Pという組み合わせで聴いている。解説書の冨田の写真にはGenelecの8000シリーズが写っている。私としては、今回は、まあまあの音で再生できていると思う。

フロントLRに低域が入っているので、フロントLRに大きなスピーカーを使うか、またはサブウーハーを使うことが必要である。リアは、通常のクラシックのサラウンドだとあまり大きな音が入っていないのだが、冨田の4チャンネルではリアがフロントと同じ大きさで鳴る必要があるので、フロントとリアのバランスも、通常の再生とは同じものではうまくいかないかもしれない。

シンセを志す人は、冨田の録音はよい教科書なので、このディスクに限らず、なるべくたくさん聞くとよいと思う。

オーディオ趣味の人には、薦めにくい。冨田4チャンネルのためにいろいろと工夫しなければならず、多くの人にとってそれは面倒な作業であろうと思うからだ。また、オーディオ趣味の人でシンセが好きという人は、あまりいないような気もする。

私にとっては、あーやっと満足な音で再生できた、今後も何度も聴こう、という1枚。

H2

 

2019年12月21日 (土)

BD:「Michael Jackson's THIS IS IT」

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BD: 「Michael Jackson's THIS IS IT」
The Michael Jackson Company, LLC 2009年 BRS 69320
Blu-ray Disc、サラウンド5.1チャンネル
2018年5月にヤフオク!で購入、300円

懐かしさ ★★
楽曲 ★★★
演奏 ★★★★★
録音 ★★★★★
購入満足度 ★★★

音楽映画というと、小さいころにSound of MusicとかWest Side Storyとかをテレビで観て感激した覚えがある。メリーポピンズは映画館で観たが、あれは音楽映画だったんだろうか。

このTHIS IS ITのBDは、一度は再生したものの、痩せ過ぎたマイケルの姿を観るのがつらく、途中で再生を中止してしまいこんでいた。今回、Genelec 1031A導入後のサウンドチェックの一環として再生し、なんとか最後まで鑑賞できた。

ライブのリハーサル映像が中心になっているが、音がよく、バンドがうまい。やっぱり、バンドの生演奏って最高だな、と思う。マイケルは指揮者であり、すべてのリーダーであり、最高のショウを見せるために全力を傾注している。ここまでがんばれるのは並みのことではなく、だから長生きできなかったのかもしれないと思うとさみしい。

私はマイケルジャクソンのファンであったとは言えないが、KING OF POPである彼の存在は知っていたし、テレビなどで時々流れたビデオを観ていた。今改めて聞くと、やはりいくつかの曲は知っている。

偉大なミュージシャンに、冥界での福あれ。

5.1チャンネルで、ドカンドカン言わせることができる人にお薦め。すっごく美しい音だから。

H2

2019年12月11日 (水)

SACD: Winchester Cathedral Choir, Marin Neary「Starring: CHRISTMAS」

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SACD: Winchester Cathedral Choir, Marin Neary「Starring: CHRISTMAS」
PentaTone Music B.v. 2013年(1973年4月録音)PTC 5186 198
SACD、サラウンド4チャンネル、ステレオ2チャンネル
2019年11月にヤフオク!で購入、810円

懐かしさ ★★
楽曲 ★★★
演奏 ★★★
録音 ★★
購入満足度 ★★★

なんと、1973年4月、Winchester Cathedralでの4チャンネル録音である。Winchester Cathedral Choirは1999年まで少年のみで構成されていたということなので、すべて男声だ。https://en.wikipedia.org/wiki/Winchester_Cathedral_Choir によると、この合唱団が結成された時期は定かではないが、14世紀であろうという。 1402年の記録があるということだ。伝統に敬意を表したい。

このディスクはPentatone Classicsの「RQR(Remastered Quadro Recordings)」シリーズの一つである。1970年代に流行した4チャンネル録音をSACDマルチチャンネルで最提供しようという企画だ。

オリジナルの4チャンネルをそのまま提供しているので、フロントLRの低域再生が重要である。我が家の場合、NS-10Mだとちょっと物足りなくて、フロントLRをB3031A+BM14Sに回すと低域がぐっと出てくる。

フロアノイズのレベルが高い。小さい音と大きい音の音量差が、今の基準と比較するとかなりあり、音が小さくなるとフロアノイズがうるさく感じられる。B3031Aのように高域が出るスピーカーだと、なおのこと目立つ。

ただ、ノイズのレベルが高いことに気付いたのはB3031Aなどを使って大音量で聞いた時だ。それ以前にNS-10MやAuratone 5Cで夜中に小音量で聞いていた時にはあまり気にならなかった。ただ、それらのスピーカーでも、気付いた後だと聞こえる。

フロントをB3031A+BM14Sにして、リアの音量をかなり大きめにすると、大聖堂の気分を味わえる。1970年代にこれを家で聴いた人は、4チャンネルシステムを導入してよかった!と感じたに違いない。

曲目は、人気のクリスマスソングがたっぷりである。多くの人が親しみを感じるだろう。

私はキリスト教徒ではないが、年末のクリスマスという催しを目にすると(耳にすると)、敬けんな気持ちになる。自家用車のカーナビのSDカードにはクリスマス曲がたくさん入れてあり、感謝祭が終わるとそれをかける。今年も終わりかぁ、と思う。ベートーヴェンの交響曲第9番を家で聴くこともないわけではない。第9の演奏会も過去に3回は行った。日本ではリーズナブルなくるみ割り人形の公演がないように思うが、米国ボストンで鑑賞したくるみ割り人形は素晴らしかった。

このディスクは、12月に聴く音楽を少し増やしたいという気持ちで購入した。その狙いは果たされた。今後、何度も聴くことになるだろう。ノイズが嫌いな人には薦めない。1970年代の4チャンネル録音を味わいたいという人にオススメ。

よいクリスマスと年越しをお迎えください。Merry Christmas!

H2

 

2019年11月27日 (水)

小澤征爾&水戸室内管弦楽団(Seiji Ozawa & Mito Chamber Orchestra)「モーツァルト:交響曲第36番「リンツ」&第38番「プラハ」(Mozart: Symphony No. 36 "LINZ" & No.38 "PRAGUE", etc.)」

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SACD: 小澤征爾&水戸室内管弦楽団(Seiji Ozawa & Mito Chamber Orchestra)「モーツァルト:交響曲第36番「リンツ」&第38番「プラハ」(Mozart: Symphony No. 36 "LINZ" & No.38 "PRAGUE", etc.)」
Sony Music Japan International Inc. 2007年 SICC 10047
SACD、サラウンド5.0ch/ステレオ2チャンネル(一部ステレオ2チャンネルのみ)
2019年11月にヤフオク!で購入、1180円

懐かしさ
楽曲 ★★★
演奏 ★★★
録音 ★★★
購入満足度 ★★★★

耳が洗われる、心が洗われる1枚。

私は小澤征爾のファンであるので、ディスクがほどよい価格で出ている場合はなるべく買いたいと思っている。モーツァルトは、幼いころはつまらないと思っていたが、長岡京室内アンサンブルのディスクで驚き、評価を改めた。モーツァルトの音楽はシビアで、演奏と録音がよくないと楽しめないように思う。

最初に表題のディスクをかけた時、つまらん音だなーと思った。サブウーハーなしの5.0chを手元の通常の5.1chセッティングで聴くと、フロントLRがNS-10Mであるため、低域が不足する。面倒だなぁ、と思いつつ、フロントをBehringer B3031A+Dynaudio BM14Sに差し替えた。そうしたら大違い。コンサートホールの良い席に座ったような音が目の前に現れた。

当たり前のことであるが、フロントLRに、けっこう低い音が入っている。ティンパニが美しく響く。

このディスクのサラウンドはフロントLRに大口径を入れている人向けのミックスである。フロントLRが小口径の場合、ステレオにして聴く方がいいかもしれない。

トラック8~11のモテット「エクスルターテ・イウビラーテ」K.165はステレオ2chのみ。こちらもいい音だ。

音楽の美しさを堪能できる。言葉なく、いいなぁと思う。クラシックが嫌いでなければ、ぜひ。

H2

2019年10月31日 (木)

SACD: Art Lande「While She Sleeps, Art Lande・Piano Lullabies」

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SACD: Art Lande「While She Sleeps, Art Lande・Piano Lullabies」
BLUE COAST RECORDS 2008年 BCRSA 2012a
SACD、ステレオ2チャンネル
2019年10月にヤフオク!で購入、800円

懐かしさ ★★
楽曲 ★★★
演奏 ★★
録音 ★★
購入満足度 ★★★

ファウンダー&プロデューサーであるCookie Marenco氏の序文を引用しよう。

「This recording may make you feel as if your head is 'inside' the piano. It is truly a masterful example of key control and pedaling for those that are pianists. I have recorded my piano hundreds of times in the past, always using enhancements like EQ, reverb and other effects. Jean Claude, my co-producer, and I chose not to enhance the piano sound in any way for this release.(この録音はあなたに、あなたの頭がピアノの中にあるように感じさせるかもしれない。鍵盤のコントロールとペダリングの、マスターフルな例である。これがピアニストだ。私は私のピアノを過去に何百回も録音してきて、いつも、イコライザーやリバーブなどのエフェクトによるエンハンスメントをしてきた。このリリースでは、副プロデューサーであるJean Claudeと私は、ピアノの音をエンハンスしないことを選んだ。)」

「The intimacy of Art's playing, the character of the 1885 Steinway and the magic of friends together makes this an incredible moment in time.(Art Landeの親しみに満ちた演奏、1885年スタインウェイのキャラクター、そして友人同士によるマジックが、この途方もない時間を作り出した。)」

「We're happy to be able to share this with you.(これをあなたと分かち合うことができて、私たちは幸せだ。)」

ということで、このディスクは素晴らしいピアノソロを素晴らしい録音で届けることを狙ったものであるわけだが、私の感想としては、まず、古いスタインウェイだからいいってことはないと思う。オンマイクで録音するのは概論としては賛成だが、このディスクでは、ダンパーペダルを踏んだ時にダンパーが弦から離れて弦が振動する音があまりにはっきり入っており、正直、スネアのブラシかスナッピーの音のように聞こえて、落ち着かない。スタンダード曲はメロディのリズムが大きく変えられて、違和感がある。

ということで、議論を呼びそうな音だなこれは、というのが私の感想だ。チャレンジとしてはユニークである。再生環境によって大きく音が変わるディスク、とも言えるだろう。分析的に聴かなければ、気持ちのいいララバイである。

H2

2019年10月30日 (水)

DVD-Audio: 綾戸智絵(Chie Ayado)「life」

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DVD-Audio: 綾戸智絵(Chie Ayado)「life」
ewe records, a division of east works entertainment inc. 2001年 EWDA 0011
DVD-Audio、ステレオ2チャンネル、192kHz24ビットなど
2016年12月にヤフオク!で購入、1000円

懐かしさ ★★★
楽曲 ★★★
演奏 ★★★★
録音 ★★★★
購入満足度 ★★★

私は、2015年6月に、SACDなどのハイレゾ音源を買い始めた(それ以前に買ったDVD-Audioも1枚だけあるが)。最初に買った5枚のSACDのうち、3枚は綾戸智絵だった。安かったからだ。819円、400円、380円である。SACDに足を突っ込まなければ、綾戸智絵のディスクを買うことはなかったろうし、聴くことも、ほとんどなかったろうと思う。後に、上の「life」のDVD-Audio版を1000円で買った。

そんなわけで、綾戸さんのディスクは、いくつか持ってはいたのだが、あまり聴くこともなく、このブログで記事を書くこともなく、今日まで来た。

英語の歌詞を私は100%は理解できず、歌詞に心を揺さぶられることが少ない。日本語の歌にもいいものはあるが、歌詞が本当にいいと思う歌は、比率としては多くない。歌詞がない音楽の方がリラックスして聴けるかな、と思うこともある。

綾戸さんはソウル・シンガーであると思う。彼女のアルバム第3作がこの「life」だ。ボーカルだけでなく、ピアノ、B3も弾いている。うまい。

今回このディスクを聴いて感じたのは、私にとって米国は憧れの国であったということだ。スーザのマーチに胸をときめかせ、ジャズのエアチェックをし、姉に連れていってもらって映画Blues Brothersを見て、そのサントラのレコードを借りてきてカセットテープに入れて何度も聴いた。未知との遭遇でARPを聴き、YMOを聴いてmoogやE-muにも憧れた。

1987年から88年にかけて、The University of Kansasに留学した。生まれて初めての日本出国がそれなのだから、いい度胸をしていたと思う。英語ができないと困るかな、と思ったのが一つだが、もう一つは、やはり、米国に滞在してみたいという気持ちがあった。米国に何度入国したか数えてみたが、おそらく8回だろう。ニューヨークは、たぶん3回行った。

米国に対する憧れは、昭和20年以降の日本には、大きく存在していたと思う。

「life」を聴いて、懐かしさを感じるのは、幼いころから米国に憧れた私であるからだろう。

このディスクは、DVD-Audioに192kHz、24ビットの2チャンネルを、DVDビデオ側に96kHz、24ビット2チャンネルを収録している。STUDER A820で録音し、イコライザーとコンプレッサーを使っていないという。マルチトラックじゃないんだ、すごいというしかない。ポップノイズみたいなものもないこともないが、そんなことは問題ではない、と思わせる。

パソコンの電源を切り、BDP-103→dbx QUANTUM→B3031A+BM14Sで再生してみた。曲の最後のノイズがフェードアウトするのが聞こえた。レコーディングスタジオのノイズが聞こえる。

家のステレオセットの再生能力を試したい方に、オススメ。ただ、下のリンクは、DVD-Audioではないので、ご注意を。

H2

 

2019年10月29日 (火)

DVD-Audio: DVD-Audioプロモーション協議会「感動!DVD-Audio Special Limited Edition」(Not for sale)

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DVD-Audio: DVD-Audioプロモーション協議会「感動!DVD-Audio Special Limited Edition」(Not for sale)
DVD-Audioプロモーション協議会 2004年? DAP-1
DVD-Audio、5.1ch/ステレオ2チャンネル、96kHz24ビットなど
2016年12月にヤフオク!で購入、1000円

懐かしさ ★★★★
楽曲 ★★★★
演奏 ★★★★
録音 ★★★★★
購入満足度 ★★★★★

「このDVDオーディオサンプラーディスクは、レコードメーカー他ソフト関連会社13社、ハード関連会社15社で構成されるDVDオーディオプロモーション協議会が、DVDオーディオの素晴らしさを体感いただくために制作しました」というディスク。

トラック1の「地獄へ道連れ/クイーン」だけでも、やられた、と思う。大変に音の良いディスクで、楽曲も演奏も録音も素晴らしい。いろいろなところから音源を集めてきて、よくここまで音質を揃えたなあ、というのも感心する。トラック15と16は2チャンネルだが、他はサラウンドがあり、本当に、よくここまで集めた、と思う。

どのトラックも素晴らしいが、岩崎宏美が聴けるのは特に嬉しい。Deep PurpleのHighway Starは、CDやSACDとの比較ができて興味深い。冨田勲の「惑星<2003>より火星」は、4.1チャンネルで入っているのが興味深い。SACDでは、昔のままの4チャンネルであることが多いからだ。

DVD-Audioはプレーヤーを探すのが難しくなりつつある。DVD-Audioに未練がある人は、今のうちに確保するのがよいだろう。ソニーが2019年7月に発売した「UBP-X800M2」は、なんとかDVD-Audio対応である。その前機種「UBP-X800」もDVD-Audio対応だ。私の場合は、今使っているOppo BDP-103の他に、UDP-203、パイオニアのDV-696AVがあるので、もう1台は買わないと思うが。

再生音楽鑑賞の歴史において、アナログ時代に4チャンネルが流行った時があり、デジタル時代にもサラウンドが流行った時があった。今はそうではない。映画というコンテンツのおかげで、サラウンドが消え去ることはないだろうが、音楽をサラウンドで聴くというのは、マイナーな所業になってしまった。残念で悲しい。

H2

Behringer B3031AとDynaudio BM14Sの設定をいじる

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Behringer TRUTH B3031A+Dynaudio BM14Sでリスニングをする環境を整えていて、ふと思い立って、設定をし直した。

B3031Aは背面に「Low Frequency」「Room Compensation」「High Frequency」という3個のスイッチを備えている。今回は、LowとHighは「0dB」とし、ローミッドを落とすRoom Compensationは当初「-6dB」としていたが、後に「-4dB」にした。

BM14Sは、サブウーファー用にレベル、ローパスフィルターのつまみと位相スイッチがあり、メインモニターへ送る信号のローカットスイッチがある。今回は音楽を聴きながら調整したのだが、メインモニターのローカットは、今回はなしにしてみた。位相スイッチは接触不良が生じているようで、音が出ない時もあった。

上の写真は、サブウーファーの後ろにランタンを置いた様子だ。老眼鏡をかけて机の下に横にならないと、背面パネルの字は読めない。サブウーファーが鳴っているかは、触ってみないとわからないこともある。

時々、調整しないといかんでしょうねぇ。

H2

 

2019年10月28日 (月)

DVD-Audio: 喜多郎(Kitaro)「Best Of Silk Road」

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DVD-Audio: 喜多郎(Kitaro)「Best Of Silk Road」
Columbia Music Entertainment, Inc. 2003年 COAY-17
DVD-Audio、5.1ch/ステレオ2チャンネル、96kHz24ビットなど
2017年1月にヤフオク!で購入、1950円

懐かしさ ★★★★
楽曲 ★★★
演奏 ★★★
録音 ★★★★
購入満足度 ★★★★★

喜多郎の「シルクロードのテーマ」がNHKで流されたのは1980年。当時中学生であった私は、家でテレビの前に座ってNHKの番組を視聴していた。シンセサイザーは好きだったが、それをこういう風にも使えるんだというのは新鮮だった。高校に入ってエレクトーンを買ってもらい、耳コピーして「シルクロードのテーマ」を弾いた。

喜多郎のディスクが家に1枚もないのもなぁ、ということで購入したのが上記のディスクだ。再生して「あれ?」と思ったのは、「シルクロードのテーマ」のメロディが、記憶していたものと違ったことである。自分の記憶間違いかと思ったが、調べたら、このディスクに入っている「シルクロードのテーマ」は2002年11月録音で、昔の録音を入れてあるわけではなかった。昔の録音を聴くと、私の記憶もまあまあ間違っていない。喜多郎にとってこの曲は大ヒット作で、ライブでは一生演奏しなければならないだろうし、録音も何度もしている。年を経て、次第にメロディが変わってきたということだろう。

トラック1「シルクロードのテーマ」は先ほども述べたように2002年11月の新録音、トラック11「西安に祈る/マーキュリー」は2002年西安でのライブ録音。この2つは新規である。トラック2~10は以前のアルバムからの再録だ。ただ、音質はよく揃っていて、違和感を感じない。いい仕事である。サラウンド化も、よくできている。

いい音を聴くためにどうするか、それが悩ましいディスクである。Oppo BDP-103で聴いているのだが、サラウンドでAVアンプへ出す場合、接続がHDMIの時とアナログの時で音が違う感じだし、S/PDIFから2chをdbx QUANTUMに出すと48kHzになってしまってまた音が違う。BDP-103が悪いのか、とも思う。

DVD-Audioというフォーマットは短命で、ハードもソフトも成熟する前に終了した気がする。そのため安定して稼働するかという不安があり、一般に、DVD-Audioディスクは、薦められるものではないと思う。

ただ、喜多郎のハイレゾ音源をパッケージで、ということになると、このディスク以外に選択肢があるのかどうか。私はどうやって聴くかで苦労しているが、まあそれもオーディオ好きの楽しみの一つなので、このディスクを入手できたことを大いに喜んでいる。

喜多郎の音楽は、私は好きである。国技館のライブに行った時は和太鼓を叩いていて、和太鼓は他の楽器を圧倒する迫力のある楽器なので、シンセの印象が薄まるなぁ、と思ったが、でもまあ、今後も元気で長生きしてほしい。

H2

 

2019年10月24日 (木)

DVD-Audio:「Stereo Sound REFERENCE DVD-AUDIO DISC(ステレオサウンド リファレンス・DVDオーディオディスク)Vol. 1クラシック篇」

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DVD-Audio:「Stereo Sound REFERENCE DVD-AUDIO DISC(ステレオサウンド リファレンス・DVDオーディオディスク)Vol. 1クラシック篇」
Octabia Records, Inc. 2000年 OVAS1
DVD-Audio、ステレオ2チャンネル、96kHz24ビット
2016年12月にヤフオク!で購入、1000円

懐かしさ
楽曲 ★★★
演奏 ★★★★
録音 ★★★★
購入満足度 ★★★

株式会社ステレオサウンドが2000年に発売した、DVD-Audioのリファレンスディスク。江崎友淑(Ezaki, Tomoyoshi)という人が、「このディスクに収録した音楽は、わたしがこれまで制作してきたもののなかでも、とくに気に入っている録音を、多様性を考えてセレクトしたものです」と序文に記している。曲ごとの解説も同じ人が書いている。情報量が多く、含蓄がある。録音を志す者の一人として、とても勉強になる。

全般に、音ははっきり目である。私は、ピアノ独奏やサキソフォンとの二重奏などを録音しに行ったことが何度かあるが、オンマイク、マルチマイク、マルチトラックで録音し、後で必要があればエフェクターで残響を足すというのが基本コンセプトだった。なんか、このディスクの音は、共感できる。もちろん、私と江崎氏の間には、技術と経験において、はるかな隔たりがあることは承知している。

今でも、私が他の人のクラシック演奏を録音する場合は、こういう音を目指すと思う。一方で、私はリバーブレーター(残響付加装置)のファンでもあるので、自分が演奏する場合は、残響たっぷりな世界も選択肢の一つである。

閑話休題。今回紹介するディスクには、パイプオルガン独奏、ピアノ独奏、フルオーケストラ、声楽(ピアノ+女声)、バロック、弦楽五重奏、室内楽オケ、フルオケという風に、多様な編成のクラシック音楽が並ぶ。どれも良い演奏で、良い録音で、文句ない。強いて文句を付けるとすれば、全部聞きたいということだが、それはこういうコンピレーション(compilation)ディスクに望むべきではないことだ。

96kHz、24ビットというフォーマットは、2000年では最上のものの一つであったろうが、この記事を執筆している2019年においては、アマチュアレベルでもそのフォーマットで録音できるから、希少価値があるとは言えない。

ただ、オーディオ機器を味わう際には、44.1kHz16ビットの音楽CDと、この96kHz24ビットのDVD-Audioディスクを聴き比べると(中身が同じではないにせよ)、違いを面白く感じる。はっきりしているけど、少しぎざぎざしている、と言えるだろうか。最高のフォーマットではないが、それがまた楽しい。

DVD-Audioの再生環境があり、クラシックが好きな人にお薦めする。

H2

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